御本尊  聖観世音菩薩

宗派   真言宗智山派

住所   〒940-2502 

     三島郡寺泊町片町2408

電話   (0258)75—2301

HP

真言   おん あろりきや そわか

御詠歌  古志の浦 波間の月の 寺泊

     有為のこの身の

     よるべ頼まん

 弘法大師入唐の祈願佛であった御本尊聖観世音菩薩は、空海人唐修学練行の末皈国、高野山を開創された御住坊龍光院に安置された尊像であります。その後住坊の僧栄秀阿闍梨が霊夢を被り、御尊像を荷負して諸国巡行の折、再び霊夢を被り、当越の浦寺泊の当所に止住し一宇を建立されました。時に永承二年(1047) でありました。

 以後、寺門も興隆し、山内に地中六ヶ寺と町内外に三ヶ庵が建立され、万治二年(1047)に京都智積院の末寺となりました。境内の地中に良寛が三度仮住され、歌、詩等を残されましたので、それの碑が建立されています。