御本尊 大日如来(金剛界)
宗派 真言宗豊山派
住所 〒959-0136
西蒲原郡分水町
大字国上1547
電話 (0256)98-3955
fax(0256)98-3955
HP
真言 おん ばざらだど ばん
御詠歌 大日の 光輝く 国上山
恵み豊かに 遍く照す
創立年代は不明であるが、文化八年(1811)に住職となった良長上人を「中興開山」としている。古来十六坊あったという国上寺の塔中寺院の首席として法要・事務等を司ってきたが、昭和十四年に奈良の真言宗豊山派総本 山長谷寺の直末となり現在に至っている。
本覚院は越後の霊峰・国上山の中腹にあり、境内からは越後平野・大河津分水路、晴れた日には柏崎の米山まで一望できる。徒歩一分の所にある「五合庵」は、良寛上人修行の地として有名である。当院にも一時、良寛上人が仮住したことがあったという。
境内には、近郷の水田の区画整理に伴い、不要となった田舟を材料として昭和四十一年に建立された「舟御堂」がある。堂内に、昔から使用された農機具・民具などが陳列保存されており、往時を偲ぶことができる。また弁慶手掘りと伝えられる「弁慶井戸」 があり、清冽な清水が涸れることなく湧出している。その他本堂のまわりに良寛歌碑・山頭火句碑も建てられている。