「南無」 「ナム」と唱え、帰依する=おすがりするということです。

 「大師」 「ダイシ」と唱え、空海が延喜21年(921)に醍醐天皇から贈られた「弘法大師」号の略です。

 「遍照金剛」 「ヘンジョウコンゴウ」と唱え、空海が潅頂を修されたことを示す「潅頂号」であり、密号とも言います。僧空海その人をあらわします。

よってこの唱号は「心から私は弘法大師におすがりいたします」ということになるのです。