御本尊  正観世音菩薩

宗派   真言宗智山派

住所   〒949‐7415 

     魚沼市田川537

電話   (025)794‐2342

HP

真言   おんあろりきゃそわか

御詠歌  はるばると弘誓の寺に

     来てみれば法のみ舟に

     乗るここちす

 超減五年(1032)海信大阿闍梨が巡錫の折、白山権現のお告げにより敬刻、醍醐仁海僧正により開眼された本尊観世音菩薩である。

 元中元年(1383)足利三代将軍義満公の奥方が長子義持公ご誕生のとき、この観音様に安産祈願をされ無事義持公がご誕生されたところから「子安観音」といわれるようになり、足利義満公より帰依を得、山内に観音堂を中心に客殿、庫裡の他十二坊、近在に十五ヶ寺の末寺を擁した。天正年間(1573~91)乱火に遭い大伽藍烏有に帰す。元禄十四年(1701)京都智積院の放流を相承、享保十五年(1730)常法談林所になり、地方の学問道場となる。元明元年(1781)嵯峨御所の院室兼帯の令旨を拝し十万石の寺格を得る。